ああ… 終わってしまった…

 こんにちは ロンです!




やはり気持ちだけだったか…




十数滴の水を飲んだ母は気持ち悪くなって横になりました

少し呼吸も荒いようだし…

やはり気持ちだけが飲みたいだけでカラダがついて行かないようです…

母は横になりそれ以来『水が飲みたい』とは言いませんでした


しばらくして面会時間になり…姉夫婦が面会に来ました

昨日に引き続き 母は姉を認識しているような…していないような感じです

やはり長年の間 姉は顔を出さなかったので母の理解が追いつかないみたいですね

それでも自分の娘が来たことが母は嬉しいようです

私にとって姉夫婦の面会は地獄のような時間ですけど 母が喜ぶならなによりです





ああ…(私は理解した…)




しばらくすると母は『暑い…暑い…』と言って汗をかいてきました

熱は出ていないようですけれど 汗で髪の毛が濡れています

少し意識も混濁してきたし 言動もおかしくなってきました

言っていることは 昔の思い出話しのような…夢の中の出来事のような…不思議な感じです

(熱の出始めなんだろうか…)と思っていましたが 『少し気持ち悪いしトイレ行きたい』と言い始めたので 医療スタッフを呼びました

医療スタッフが来て『ついでにオムツも着替えさせるので待合室で待っていて下さい 着替え終わったら呼びに行きます』と言われたので姉夫婦と共に 病室から30秒先にある待合室に移動しました



ほんの少しの間でも病室を出たことで気が抜けてしまったんでしょう

私は一人椅子に座り… いつの間にか眠りこけていました

ずっと寝不足ですし こんな待合室でも病室より静かですからね…

なにより病室にいる時は母に気を取られて落ち着ける時間がない…

やはり病室が一番寝れない…


はっと目が覚め…スマホを見ると30分ほど眠りこけていました…

『あ〜 こんなに寝てたんだ… 意外とぐっすり眠れたな…』なんて思ってましたけど…

しかしふと我に返り…『母の着替えにしては長い…長すぎる…』

嫌な予感がしたところでスマホが鳴ります…


私:はい…もしもし

スタッフ:〇〇病院の者ですが… お母様が危険な状況ですので 今すぐ血縁関係の人に連絡して下さい 

私:ああ~!!!?


コイツ電話で何言ってんだ! オレは30秒もすれば病室に行ける距離だぞ! なんでもっと早くオレを病室に呼ばねんだ!!!(今思ってもムカつく電話だった…血縁関係呼べじゃねぇだろが!)

一瞬でアタマに血が昇って病室に走って行きました



病室に入ると もうすでに母は意識が無い… 

あれほど嫌がっていた痰や鼻水を吸引する器具をグリグリ入れられてもピクリとも動きません…

母が動かないので まるでそこだけ時間が止まったような錯覚すらします…

そして医療スタッフも治療をやめて病室を出ていきました



『お母さん…』

返事はない…

涙が溢れ出る…

母はわずかにこめかみの血管がピクピクと動く程度でした…

『お母さん…お母さん…』

何度呼んでも返事はない…

まだ温かい母のカラダを擦りますが反応はない…

涙がどんどんこぼれ落ちる…

『お母さん…お母さん…』

何度も何度も母の名前を呼んでも返事はない…

『ああ…終わってしまった…』


ついにこの時が来てしまった

私は母が亡くなってしまったと理解しました…




では皆さん良い一日を

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